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- 2021/07/13
- 美容・健康
妊娠中の肌荒れ原因
妊娠中の肌荒れ原因
原因1】ホルモンバランスの乱れ
妊娠初期は、プロゲステロンというホルモンが増加します。プロゲステロンは子宮の状態を整えて妊娠を継続させる重要なホルモンですが、皮脂の分泌を促す働きもあります。そのため分泌過多となった皮脂が毛穴に詰まり、ニキビができてしまうわけです。
また、エストロゲンも妊娠中に増加するホルモンの1つです。エストロゲンには色素沈着作用があるため、シミができやすくなります。
【原因2】水分不足・栄養不足
妊娠初期につわりで水分がとれなくなったり、特定のものしか食べられなくなったりする方もいます。
体内の水分が不足すると肌が乾燥し、かゆみや肌荒れの原因になります。また、偏食気味になると栄養不足になり、肌荒れやニキビが引き起こされることもあります。フライドポテトのような脂っぽいものを好んで食べている場合は、特にニキビに悩まされる方が多いでしょう。
【原因3】妊娠性掻痒症
妊娠中期から後期にかけてかかる可能性のある「妊娠性掻痒(そうよう)症」という病気があります。妊娠性掻痒症にかかると、全身に強いかゆみが起こります。かゆみ以外の症状はありませんが、掻き壊してしまうと発疹や色素沈着が起こる可能性もあります。
肌荒れ対策
肌にやさしいスキンケア用品に切り替える
妊娠中に使うスキンケア用品には、無香料・無着色・アルコールフリーといった低刺激なものが適しています。馬油などの自然由来の成分を使ったものもおすすめです。
いつもより洗顔を丁寧に行う
妊娠中はホルモンバランスの影響で皮脂の分泌が盛んになります。洗顔をいつもより丁寧に行い、余分な皮脂や汚れを肌に残さないようにしましょう。ただし、妊娠中のお肌はデリケートです。洗顔料は、汚れをしっかりと落としながらもお肌にやさしい成分のものを選ぶと安心です。
体の中から・体の外から、両方から乾燥を防ぐ
妊娠中の体は水分不足になりやすいため、お肌も乾燥しがち。保湿ケアをしっかり行うのはもちろん、こまめに水分補給したりお部屋に加湿器をつけたりして、体の内側と外側から乾燥を防ぎましょう。
ビタミンCを意識してとる
肌荒れの予防・改善は、お肌のコラーゲン生成を促すビタミンCがサポートしてくれます。サプリメントを活用するか、オレンジやグレープフルーツなどのフルーツ、小松菜やブロッコリー・パプリカなどの野菜を意識的に食べましょう。
紫外線対策をする
黄体ホルモン・プロゲステロンが活発になる影響で、妊娠中はシミができやすくなります。シミ予防のために、いつも以上に紫外線対策をしっかり行いましょう。紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を使用していない日焼け止めを選ぶと安心です。